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メニューでインバウンド対策



1月の中ばを過ぎましたが、2017年の初投稿なので・・・
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます☆

読者のみなさま、年末年始はどう過ごされましたか?
私は韓国へ行ってきました(写真は世界遺産、水原華城の行宮)。

通訳ガイドの資格をもっているので、勉強のために旅行者目線でいろいろ見てきました。
海外旅行では、食もお楽しみのひとつですよね。

というわけで、地元ならではの食を求めて行ってみたお店はこちら↓
水原にある名物のカルビで有名な焼き肉店 カボジョン
ソウルで干し鱈のスープ一筋の 武橋洞プゴグッチッ
ソウルの創業40年になる老舗ホテル ホテルプラザ内 The Lounge のアフタヌーンティー

感想をひとことでいうと、期待外れ。

カボジョンは・・・
お肉好きの方にはいいかもしれませんが、日本のやわらかい肉になれている私には堅すぎ。
メニューは韓国語のみで、注文の品にご飯が含まれているか尋ねても英語も日本語も通じず。
言葉の問題なのか店員さんが勝手に焼いていくので、ゆっくり食事ができませんでした。

武橋洞プゴグッチッは・・・
超うすあじのスープ。塩漬けの小エビで自分なりの味つけに。テーブルわきの漬物三種は食べ放題。ご飯はついてきます。メニューは干し鱈のスープしかないので、席につくとでてきます。14時ごろ行きましたが、店内はサラリーマン、OLさんたち+観光客でほぼ満席でした。タクシーの運転手さんが食べ方を教えてくれましたが、お店の人は教えるのがめんどうという感じでした。

THE Loungeは・・・
食材は高級なものでしたが、サンドウィッチがべチャッっとしていたり、ウェイトレスさんが何も言わずに品物を運んできてさっさと行ってしまうなど、一流ホテルにしてはもの足りませんでした。もちろん笑顔もなし。

困ったこと、疑問に思ったことばかり書きましたが、電車で席を譲ってもらったり、駅でちがう乗り場にいた私をわざわざ正しい乗り場に連れて行ってくれた&なぜかお餅をくれた親切な方々にも出会いました。

今回の体験は、インバウンドとよばれる外国人による日本旅行対策に役立つかもしれません。

JINTO(日本政府観光局)による2016年11月までの外国人旅行者の推測値は、前年同時期より22.4%増の約2200万人(資料は こちら )。オリンピックへ向けて今後も増えるでしょう。

佐賀へもLCCが乗り入れており、韓国人の乗客で往復の飛行機はいっぱいでした。
もはや東京、京都、広島など大都市だけがインバウンドに関わっているのではないようです。

外国人対策といえば言葉の問題がでてきますが、無理にしゃべる必要はないと思います。
そのかわりメニューの多言語化と最小限の会話ですむ工夫はしっかりと。

お客さんの母国語もしくはせめて英語でメニューをつくります。
写真があるとわかりやすいです。コース料理なら、供される順番にのせるのもいいと思います。

料理ごとに番号をつけておくとなお便利。料理の名前を言わすにすみます。
たとえば、佐賀県呼子町の名物いか料理なら

① いか刺身 Squid Sashimi (sliced raw squid) 
② げそ天ぷら Deep Fried Squid

注文を受けるときにはTwo number ones, OK? で一番を二つと確認できますし
テーブルに持っていく時は、Here are number ones. Enjoy! と笑顔で言えばばっちり。

二つなので number ones と複数のs をつけてますが、
Here you are. (はいどうぞ) Number one. でも通じると思います。

日本の接客はすばらしいので、言葉の問題で悪い印象を与えるのはもったいない。
おいしい日本をおいしく食べてほしいです~☆

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