恒例の夏の特別レッスンを行いました。 今年のテーマは「偉人たちと出会おう!― 英語で読んで、考えて、話してみよう 」 英語のレベルに合わせて内容を少し変えながら、英文を読むだけではなく、読んだことについて考えたり、自分の言葉で伝えたりする活動を取り入れました。 ◆ 英検3級レベル ― ナイチンゲールの生き方から、自分のことを考える 英検3級レベルの生徒さんは、まずナイチンゲールの伝記を英語で読みました。 どのような試練に直面し、そのときにどう考え、どう行動したのかを追っていきます。 そして、読んで終わりではありません。 今度は、ナイチンゲールと話しているような形でチャットをします。英作文の練習です。 「私も周りの人からできないと言われた。でも私はこうしたよ。あなたは、自分にはできないと思っていることはない?」 そんなふうにナイチンゲールから問いかけられたら、自分ならどう答えるでしょう。 「自分で自分に限界をつけていることはないかな?」 「できないと思っていることに、もう一度挑戦するとしたら?」 伝記の中の出来事を、昔の偉人の話として読むだけではなく、少し自分自身に引き寄せて考えてもらいました。 そして最後は、ナイチンゲールの ポップアップカード作り です。ナイチンゲールの人生をキーワードで表し、後ろからナイチンゲールが顔を出すという仕掛け。compassion などすこし難しい単語も使いました。 飛び出す仕掛けは、うまくいくこともあれば、思ったようにいかないことも。 それも含めて、読んで、考えて、最後は自分の手を動かして作る特別レッスンになりました。 ◆ 英検2級レベル ― 世界史から人物へ、そして英語での会話へ 英検2級レベルの生徒さんは、もう少し内容を広げました。 最初に、世界史の大きな流れを英語で読み、自分なりに整理してまとめます。 そのあとに読んだのが、 Florence Nightingale(フローレンス・ナイチンゲール) Hideyo Noguchi(野口英世) The Wright Brothers(ライト兄弟) の3つの伝記です。 最後は、世界史や3人の人物について、AIと実際に英語で会話することにも挑戦しました。 やってみると、これがなかなか難しい。 自分が言いたいことを英語にするだけではなく、まず相手が何を言っているのかを聞いて理解し、それに対...
最近、話題になっていた漫画『君と宇宙を歩くために』バイリンガル版を読んでみました。 高校生の小林は、俗に言うヤンキー。転校生の宇野は大声をきくと固まってしまう、 決まったやり方でないと混乱する、など「普通」のことをするのがむずかしい。 二人が出会って、共鳴して、同じクラブに入り・・・という内容でした。 2024年マンガ大賞をとっった作品です。 1巻しか読んでませんが、正直、私には受賞理由がよくわかりませんでした。 成長期のふたりにとって、日々の生活は宇宙遊泳のようなものなのかな、と思いました。 でもひとつ「なるほど」と思ったことがあります。 英語の題名が Spacewalking with You だったことです。 spacewalk は「宇宙遊泳」、また動詞で「宇宙遊泳をする」という意味です。 「space + walk で、こんなふうにも使えるんだ」と思いました。 本を読むと、「全部理解しなきゃ」「全部面白くなきゃ」と思ってしまうことがあります。 でも、本当はそんなことはありません。 一冊読んで、一つ新しい言葉を知る。 一つ新しい考え方に出会う。 一つ気になる場面が残る。 それだけでも、その本を読んだ価値は十分にあると思います。 英語で読んでも同じです。 最初から全部理解することは目指しません。 知らない単語があっても、分からない表現があっても、まずは読み進めてみる。 読み終わったあとに、「今日はこの言葉を覚えたな」「この場面が好きだったな」と思えるものが一つあれば、それは立派な読書体験です。 そうやって少しずつ積み重ねた言葉や物語は、 テストの点数以上に、生徒さんの中に残っていくと思います。 だから教室では、「全部分からなくても大丈夫。」と伝えています。 一冊の本から、一つだけでも持ち帰る。 そんな読書を、これからも大切にしていきたいと思っています。