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12月, 2021の投稿を表示しています

Thank You 2021♡

今年最後の投稿になりました。今日は平地でも雪がふるといわれる-6度の寒気が、佐賀にもかかる予報がでています。外はどんより曇り空。みなさま、どうぞ暖かくしてお過ごしください。 2021年もコロナ禍のなか、生徒さんおひとりおひとり、目標に向かって学習した一年でした。 英検4級に合格した小学生の生徒さんは、単語を覚えるのに四苦八苦されていましたが、読解の最終問題、いちばん長い文を読む問題で全問正答し無事に合格。長文はしっかり内容を理解できていないと答えられませんので、多読に助けられたと思います。 どの学習法も一長一短があります。多読の短所は、語彙をふやすのに時間がかかること。ask と tell の違いなど語感を体得するには適していると思いますが、単語帳などで、基本的な単語を覚える努力は必要だと実感しています。 教室には英検を受験せず多読を中心に学習している生徒さんもおられます。ある中学生の生徒さんは、Oxford Bookworm シリーズのレベル2を、レッスンでいっしょに読み→自宅で続き→レッスンで、を繰り返しています。高校レベルの文法や単語もでてきますが、話の大筋はつかめるようになっています。これからも怖がらずに本の内容を楽しみながら、たくさんの英文にふれてほしいと思います。 2022年は今年よりコロナ禍が落ち着いて、生徒さんがのびのび学習できますように。 読者のみなさま、今年もお読みいただきありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください♡

The Canterbury Tales

カンタベリー大聖堂 photoACより 12月といえば、やっぱりクリスマス!今回はキリスト教に関する多読本を紹介します。 The Canterbury Tales    by Geoffrey Chaucer / 15,973 words / Pearon English Readers Level 3 14世紀に書かれた古典です。ロンドンからカンタベリーへの道中で、偶然出会った巡礼者たちが、持ちネタを披露します。いちばんおもしろい話をした者は、泊まった宿屋の主人に、ごちそうしてもらえることに。 この本では、さまざまな職業が登場します。 clerkー事務官、pardonerー免罪符売り、knightー騎士、summonerー法廷の召喚係、friarー托鉢僧、nunー尼僧、franklinー自由土地保有者、priestー神父 Bathから来た未亡人の話は… 若い騎士が重要な規則を破ったため、アーサー王から死刑を申し渡されます。かわいそうに思った女王が助け舟をだします「女性がこの世で最もほしいものはなにか、答えられたら生きることができる」と。与えられた時間は1年と1日。 騎士はいろんな人に尋ねまわります。ある男性は「お金」、ある女性は「すてきな洋服」、ある女の子は「お母さんはおいしい料理を私たちにつくっているとき幸せよ」。 これといった答えが得られないまま約束の時が過ぎ、騎士は仕方なく王宮へ。途中で醜いおばあさんに出会い、答えを教えてもらいます。その答えを告げると、女王や見物人たちは爆笑!みな大いに納得し、騎士は生き延びることができました。 結末にもうひとひねりありますが、とても楽しい話です。その答えは…本の中。かならずウケることまちがいなし!の1冊です。