Bird が訪れた日光陽明門 |
水曜日の雨のあと、佐賀はすっかり涼しく、ときには肌寒いくらいになりました。いよいよ多読の秋到来!です。
今回おすすめの本は
ふしぎの国のバード バイリンガル版まんが 佐々大河著 6820 語 Unbeaten Tracks in Japan An Account of Travels in The Interior Including Visit to The Aborigines of YEZO and The Shrines of NIKKO and ISE (日本奥地紀行)
主人公はイギリス人冒険家のIsabella Bird。彼女は1878年(明治11年)に横浜へ到着後、日本各地をたずねます。この本では、横浜から日光までの旅が描かれています。
日本を未開の地と見下すイギリス人たちの言葉に迷いながらも、通訳のIto、人力車夫Yaheiともに、日本の日常を旅していきます。
宿に泊まれば、夜通しどんちゃん騒ぎをしている客たち、障子越しに外人を覗こうと集まってくる人々のせいで眠れず、さらに井戸水は不衛生、蚊帳をひろげれば蚤に襲われる。それでも市井の人々との触れ合いをとおして、日本を理解しようと奮闘します。
江戸時代から明治維新へ、日本は近代化の道をたどります。歴史の教科書ではわからない、普通の人々が明治という大きな変化の中でどのように暮らしていたかが、外国人の目を通して知ることができる一冊です。
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