泣くとストレス解消になるというのを聞いたことがあります。
たしかに大泣きした後、やけにすっきりしませんか。
というわけで、今回は泣ける本をご紹介します。
A Dog of Flanders Ouida(ウィーダ)作
12470語 ラダーシリーズ レベル2
『フランダースの犬』は有名なアニメ作品もあります。
作者はイギリス人女性。ベルギーのアントワープ地方を旅行し発想を得たそうです。
主人公の Nello(ネロ) はおじいさんと牛乳配達をしている少年。道に捨てられた労働犬 Patrasche(パトラッシュ) を助けます。元気になったPatrasche は荷車をひき二人を手助けします。
貧しい暮らしからぬけだそうと、画家になる夢を実現するため絵をコンテストに出品する Nello。おじいさんがなくなり、家賃が払えず家を追い出され、コンテストに落選し、放火の濡れ衣まできせられ、絶望した彼と愛犬が向かった先は…。
生徒さんに貸出す前にと読みましたが、結末がわかっていても泣けました。
これでもかと不幸が押し寄せる後半は、涙、涙、涙。
意外だったのは、Nello と村一番のお金持ちの娘 Alois(アロア)が、love you と言いあう仲だったこと。もしかしたら、アニメは子供向けだったため二人の年令を下げたのかもしれません。
大人目線でみれば、Alois のお父さんが Nello を遠ざけようとした気持ちがわからなくもないな~、と思えるほど成長した(年をとった)自分を発見した本にもなりました。
とにかく大泣きしたい!ときにおススメです。
涙の後には虹もでる~♪
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