5月後半になりました。今日の佐賀の予想最高気温は30度!だんだん空気がドライヤーの熱風になりつつあります。
今回ご紹介する多読本は
Henry VIII and his Six Wives Oxford Bookworms Level 2 / 6310 words
King Henry the Eighth(ヘンリー8世)は16世紀に在位した、エリザベス1世の父親です。写真はヘンリーと6人の妻たちが暮らしたハンプトンコートのお庭です。
6番目の妻 Catherine Parr が、侍女になったばかりの Margaret に妻たちが残した手紙を通して王のことを話す、という物語形式になっています。
Katherine of Aragon 最初の妻 。スペインのアラゴン王の娘で、もともとはヘンリーの兄嫁でしたが兄の死亡により結婚。24年間の結婚で娘を一人授かります。跡取り息子がほしいヘンリーが無理やり離婚。
Anne Boleyn 2番目の妻で最初の妻の侍女。結婚期間は3年で娘、のちのエリザベス1世を授かりますが息子は生まれませんでした。激しい性格でヘンリーが嫌気がさしたそうです。指が6本あったから魔女、愛人が5人いた、しかもそのうち一人は彼女の弟などのうわさもありました。ヘンリーによって処刑。
Jane Seymour 3番目の妻で2番目の妻の侍女。結婚の翌年に息子、のちのエドワード6世を出産後に死亡。ヘンリーは悲しみにくれます。
Anne of Cleves 4番目の妻でドイツ出身のお姫様。ドイツとの親睦を深めるため、二人目の息子を得るため、肖像画では美人ということでヘンリーは結婚しますが、実物は肖像画からかけ離れていたそうです。6ヶ月で離婚。
Katherine Howard 5番目の妻で4番目の妻の侍女。ヘンリー49歳、キャサリン18歳の年の差婚でしたが、キャサリンに愛人が発覚し処刑。2年間の結婚でした。
Catherine Parr 6番目の妻でヘンリーは3番目の夫。当時31歳。この本の主人公。結婚は4年間。ヘンリーの死後、元カレThomas Seymourと結婚し娘を出産後に死亡。再婚相手の夫は、エリザベス1世(ヘンリーとアン・ブーリンの娘)の愛人になろうとして処刑されました。
歴史上の人物がたくさんでてきますが、物語になっているので筋が追いやすく、読みやすさレベル(YLレベル)は 2.6。
どろどろした歴史ものがお好きな方、いかがでしょう~?
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