最近、話題になっていた漫画『君と宇宙を歩くために』バイリンガル版を読んでみました。
高校生の小林は、俗に言うヤンキー。転校生の宇野は大声をきくと固まってしまう、
決まったやり方でないと混乱する、など「普通」のことをするのがむずかしい。
二人が出会って、共鳴して、同じクラブに入り・・・という内容でした。
2024年マンガ大賞をとっった作品です。
1巻しか読んでませんが、正直、私には受賞理由がよくわかりませんでした。
成長期のふたりにとって、日々の生活は宇宙遊泳のようなものなのかな、と思いました。
でもひとつ「なるほど」と思ったことがあります。
英語の題名が Spacewalking with You だったことです。
spacewalk は「宇宙遊泳」、また動詞で「宇宙遊泳をする」という意味です。
「space + walk で、こんなふうにも使えるんだ」と思いました。
本を読むと、「全部理解しなきゃ」「全部面白くなきゃ」と思ってしまうことがあります。
でも、本当はそんなことはありません。
一冊読んで、一つ新しい言葉を知る。
一つ新しい考え方に出会う。
一つ気になる場面が残る。
それだけでも、その本を読んだ価値は十分にあると思います。
英語で読んでも同じです。
最初から全部理解することは目指しません。
知らない単語があっても、分からない表現があっても、まずは読み進めてみる。
読み終わったあとに、「今日はこの言葉を覚えたな」「この場面が好きだったな」と思えるものが一つあれば、それは立派な読書体験です。
そうやって少しずつ積み重ねた言葉や物語は、
テストの点数以上に、生徒さんの中に残っていくと思います。
だから教室では、「全部分からなくても大丈夫。」と伝えています。
一冊の本から、一つだけでも持ち帰る。
そんな読書を、これからも大切にしていきたいと思っています。

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